さーさるの独り言

さーさるの独り言

興味があること、面白いと思ったことを気が向いたときに。さーさるの独り言へようこそ。

大都会の無人空間

東京都心近くなのに週末でも人がいない場所がある、というのをネットで読んだので行ってみました。

ほんとだ。誰もいません。行ったのは土曜日です。

ここにも。

ここにも。

ここにも。

誰も見ていないのに映像が流れています。

ここにも誰もいません。

正確にはいました。

お兄さんが一人、読書をしていらっしゃいました。

他には小さいお子さんを連れた家族連れと若いカップルがそれぞれ一組。あとは清掃の方と警備の方お一人ずつ。この日姿を見たのはこれだけです。

行ってみたのはここ。青海の東京国際クルーズターミナル。

全景です。

桟橋に船の姿はありません。

寄港スケジュールを調べてみたら月イチくらいのようです。でもにっぽん丸とか飛鳥といった超大型クルーズ船が来るみたいですね。

対岸は大井ふ頭のコンテナターミナル

ちなみに東京港のコンテナ取扱量は日本一だそうです。

羽田を離陸したヒコーキが旋回していきます。

どこへ行くんでしょうね。

広くて人がいなくて(=静か)眺めが良くて座り心地の良い椅子があって。無料でこんな空間を独り占めできるなんてなんという贅沢でしょう。食事をするところはありませんが、飲み物の自動販売機とトイレ完備です。

ゆりかもめの「東京国際クルーズターミナル駅」からは歩いて10分弱。クルマで行っても土日の駐車場最高料金は1,600円です。

家から歩いて行けるところだと言うことないんだけどなぁ。

 

ジジィも宇宙が好き

筑波のJAXAへ行ってきました。

歴史モノや昭和レトロものが大好きなのですが、同じくらい好きなのがハイテクもの。筑波のJAXAが意外と近いのがわかったので早速行ってみた次第。
はやぶさ2の実物大模型。

あんな遠くまで行って帰ってくる軌道計算をするだけでも気が遠くなりそうですが、JAXAのエンジニアを勤めていらっしゃった方が、ご自身のサイトで、軌道計算の概念設計段階ではフツーの関数電卓で十分とおっしゃっておられました。例として、月着陸までの簡略版の計算(月や太陽の引力の影響は無視するとか、相対性理論は考慮しないとか)が示されていましたが、すごいものです。

国際宇宙ステーションの日本モジュール きぼう。

補給船 こうのとり

運送料金はバカ高で、500mlペットボトル1本分の水を運ぶのに約100万円かかるんだそうです(JAXAの方の論文より)。だから宇宙飛行士の飲料水はおしっこ等のリサイクル。

月周回衛星 かぐや。

どれも思いの外大きくてびっくりです。

歴代打上げロケット。屋外に展示してあったのはオレンジ色一番左のH-Ⅱ型。

メインエンジン。これはLE-7。

いやぁ、楽しかった。
でも、種子島やケープ・カナベラルにも行ってみたいなぁ。

 

 

 

不得手な分野

妻が居間の花を取り替えました。

「花、取り替えたんだ。きれいな薔薇だね」

「これはトルコ桔梗。薔薇は棘があるでしょ」

「でも花が似てる」

「似てないよ」

「赤いカスミソウなんてあるんだね」

「これは紅い液につけて染めるの」

「ふーん」

草木に疎いことをあらためてさらけ出した会話でした。ヒコーキの機種はだいたいわかるんだけどなぁ。

ところで、オールドレンズ絞り開放(ロッコール 58mm F1.4)での撮影です。ボケますねぇ。周辺減光すごいですねぇ。ピントが合っているところもふんわりですねぇ。

最近、こういう写真が気に入ってます。

 

パソコンに振り回された一日

今朝早くPCを起動したらタスクトレイにWindowsアップデートのアイコンが出ていました。開いてみたら「Windows11 22H2が利用できます」とあったので早速適用。再起動ボタンをクリックしてしばらくすると「ビィ~!ビィ~!ビィ~!」大音量でビープ音が何度も何度も鳴り響きました! 家族はうるさいなぁと起き出してくるし、 いやぁびっくりしました。

電源を切って入れ直しても同じ。サポート受け付開始時刻を待って電話してみました。

ビープ音の鳴り方のパターンは電源の不具合とのこと。担当の方の指示でいろいろ試したのですが全て効果なく、引取修理になりますねとのご宣託。トドメの一言は「おそらくマザーボード交換になるので最低7万円かかります」。くぅ~! 先月保証期間が切れたばかりです!

Windows11 22H2の適用は関係なかったみたいですね。

PCが使えないと死活問題なのでそこそこの性能で安いのを探してすぐ注文。でも困りました。壊れたPCのストレージには大事なデータがゴマンと残っています。しょうがない、サルベージしますか。早速分解してHDDとSSDのインターフェースとフォームファクタを確認し、アマゾンでI/F付きの外付けケースを注文しました。

取り外したHDDとSSDを一旦元に戻して、念のため電源ケーブルを繋いで電源を入れてみると.....、あら不思議。すんなりと起動してしまいました。ありゃ!?

注文のキャンセルはもうきかないし、わぁ...! 

でもこれ幸いと、すぐにデータをNASに退避させました。データを確保できただけでもまずはひと安心です。

さんざんな一日でした。

 

 

いただきもの

「壊れて動かないんだけどもらってくれる?」

昔、会社の同僚が、私がカメラ好きだというのでカメラとレンズを譲ってくれました。

Canon FT QLです。標準(50mm F1.4)と望遠(135mm F4)がついていました。望遠のほうはツァイスのトリオターです(メチャ古そう)。
でも、巻き上げができません。いずれ治そうと思い、ジャンク箱にしまい込んでおいたのですが、α7を手に入れてから急にレンズの存在が気になりだしました。
改めてチェックしてみると、50mmも135mmもヘリコイドの動きがスカスカな部分と重い部分があってこのままでは使い物になりません。二つともカビやくもりは見当たらないのですがゴミだらけです。絞りはちゃんと動きます。うん、こりゃバラしてキレイにしてグリスを入れ替えたら使えるぞ!
トリオターがどんな写りをするか気になります。50mmのほうは、FL 50mm F1.4の初期型のようです。5群6枚構成でかなりクセのある写りをするらしいので、こちらも気になります。
楽しみが増えました。 ボディは、うーん、当面このままで。

お試しは近場の森で

緑のロッコールをα7につけて近場の森へ行って撮ってきました。

試してみたかったのはボケの具合と、逆光でどのように写るか、この二つ。以下、全て絞り開放(F1.4)、リサイズ以外はJPEG撮って出しです。

さすがに絞り開放だと背景は盛大にボケてくれます。嫌いな感じのボケではありません。

点光源はけっこうバブルボケになりました(中心を外れるとすぐに口径食の影響が出ますが...)。

逆光では紗がかかったような画像になりました。今どきのレンズなら酷評されるでしょうね。日差しがあまり強くなかったので、残念ながらゴーストは出てくれませんでした。

さて、次はどこへ行こうかな。

 

【追記】

写真下に書き入れたデータの間違い訂正です。

[誤]50mm

[正]58mm

 

 

 

緑のご先祖様

古レンズの母艦として購入したソニーα7。まず、父が遺したカメラに付いていたCANON LENS 50mm F1.8で都電荒川線沿線を撮りに行きました。

次のレンズは何にしようかな。実は、何にするか(レンズブランド)は決めていました。αにとってはご先祖様にあたるロッコールです。いつものようにフリマサイトやオークションサイトを物色してポチったのがこれ。MINOLTA  AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4です。

吸い込まれてしまいそうなきれいな緑。そう「緑のロッコール」です。上の写真、緑がきれいに出ている向きにしてiPhoneで撮ったものです。レタッチで色を変えたりはしていません。

送料込¥2,500でキレイな個体が手に入りました。ヘリコイド、絞り問題なし。カビ・ゴミ・キズなし。蒸着膜が弱いといわれるアクロマチックコーティングもキレイ。レストア無しで使えます。

私の世代にとってはカメラで「α」といえばソニーじゃなくてミノルタです。α7000が出たときの衝撃は今でも忘れられません。

私事になりますが、ミノルタさんはこの頃私が勤めていた会社のお得意様で、堺の工場には何回かお邪魔したことがあります。いろいろとお叱りを受けたり、米出張にお供させていただいたりと思い出の多いお客様でした。

2003年にコニカ経営統合、2006年にはカメラ事業をソニーに売却。カメラのブランドとしてのミノルタはなくなってしまいました。このとき思ったのがお世話になった技術者の皆さんはどうなったんだろう...。

2006年4月の日経新聞に、ソニーコニカミノルタから約200名の技術者を受け入れたという記事が載ったそうです。2006年入社の人なら今年38歳から40歳くらいでしょうか。売却当時10年選手でもまだ働き盛り。αの名を冠したカメラがミラーレス一眼のトップに躍り出たことに感慨深い思いを抱いていることでしょう。

ROKKORの商標権が現在誰の所有かは存じ上げませんが、ROKKORを冠したレンズが復刻版として発売されると楽しいですね。

さてご先祖様をつけたα7で何か撮りに行くとしますか。

 

焼かなくてもいいんだよ

先日、古レンズや古カメラの塗装剥げ補修に陶器用のマーカーが使えそう、ということを書きました(↓)。

一つだけめんどくさいのが、塗った後にオーブンで焼く必要があるということです。しっかり塗料を定着させるには、焼き付けないといけないのですが、バラして焼き付ける部品単品を取り出さないといけません。めんどくさいなぁ。何かないかな。

ネットでいろいろ探していたらありました。

サクラクレパスのセラムグラス(約1,000円)。塗布後12時間放置で焼き付け不要。分解しないでちょこちょこっと塗れる。塗膜強度がちょっと心配ですが、油性ペンよりはマシでしょう。

塗装の剥げた古レンズを探しに行かなきゃ。

 

シメはヒコーキ!

成田にタイ寺院を見に行った日、最後は空港に寄ってヒコーキを撮ろうと決めていました。偶然見つけた古いお寺に寄り道しましたが、時間はまだたっぷりあります。

Flightradar24を見るとこの日は北風運用。ということはお気に入りの「さくらの山」(A滑走路北端)では着陸機は撮れません。で、「三里塚さくらの丘」(A滑走路南端)に行ってみることにしました。

ANA機が降りてきます。

B滑走路に降りるJAL機(たぶんB787)が一緒に写りました。

ロサンゼルス発のNH005便です。B777-300ER。

中国、深圳航空のエアバスA330-300が離陸です。エアバンドレシーバー持ってくりゃよかった。

ハンガーの中ではANAA380 三号機が点検中でした。

今度はB787

ヒューストンからのNH9653便、B787-9です。

真っ白なジャンボがいます。

ピントが甘くてレジが判読できないので、もとの所属や売却先を調べることができませんでした。

カーゴも降りてきます。

ソウルからのNH8476,B767-300F。

ひと目で通常の旅客便じゃないとわかるB737がいました。なんだろう。

レジを調べてみたら、ケイマン諸島企業所有と書いてあるだけで詳しい情報がありません。Flightradar24にも航跡情報は提供されていないみたいです。

ケイマン諸島と聞くと租税回避とかマネーロンダリングを連想してしまうのは巷でよく言うアンコンシャス・バイアスってやつですかね(ちょっと違うか)。

シンガポール航空が来ました。

ロサンゼルスからのSQ11便、B777-300ERです。このあとシンガポールに向かいます。

ユナイテッドが離陸です。B777-200ER。

どこへ行くのかな。

国内線はコロナ禍前の便数にだいぶ近づいたみたいですが、国際線はまだまだのようです。どこの国から来たのか皆目検討がつかない機がひっきりなしに降りてくる日が一日も早くもどってくることを祈ります。

おしまいは、帰り道、信号待ちで撮った夕日。

うん、充実した一日でした。

 

偶然見つけた古刹

先日、成田のタイ寺院を見学しにクルマを走らせていたときのこと。めちゃ古そうなお寺の前を通りました。あれ、なんだろうこのお寺? 後で寄ってみよう。即決です。

タイ寺院を見学した後、同じ道を戻りました。石柱には滑河龍正院とあります。

場所は千葉県成田市滑川、天台宗のお寺で通称「滑河観音」。滑河は「なめがわ」と濁るのだそうです。日曜日なのに誰もいません。

公式サイトによれば、開基は承和5年(838)で、坂東三十三観音霊場の第二十八番札所。

まず目につくのが古そうな門です。

国指定重要文化財の仁王門です。室町時代に再建されたものとのこと。

仁王門をくぐると見えてくるのが本堂。元禄9年(1696)の建立で、こちらは千葉県有形文化財

紅葉のシーズンも良さそうです。

千葉県の古刹で検索しても出てこないお寺なので、知られざる古刹を発見したようで、なんだか得をした気分になりました。

 


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Header Background image by nhaataja from Pixabay. Thanks for the great image.