さーさるの独り言

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化粧直し

前板裏側の金属面にペタペタ塗った黒塗料がムラになっていて気に入りません。どうせ見えないからと手塗りで済ませたのですが、見えないところにこだわるべしと思い直し、塗り直しました(下写真左がBefore、右がAfter。以下同じ)。

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他にも何箇所か塗り直しました。まず、ファインダーカバー。

汚れを落とそうとして、台所洗剤とメラミンスポンジでゴシゴシ丸洗いしたら、ファインダーカバーの塗装が剥げてしまいました😱。おまけにうっすらとサビも現れました。塗装の下から錆びていたんでしょうね。

オリジナルと同じ仕上げにするのは無理でも、ちりめん模様に仕上がるスプレーを使えば似たような雰囲気にはなるでしょう。ちりめん塗装というのは、通常は塗った後に焼き付け乾燥させる必要があるのですが、これは常温乾燥でちりめん模様になるスグレもの。ネット通販で買えます。

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ルーペホルダーも洗浄したら塗装が落ちてしまいました。こちらは艶消し黒に塗り直し。

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外装の塗装が剥げていたところは、よく見たら周囲も塗装浮きが見られたので、デザインナイフで浮いている部分を剥がし、ペーパーをかけてから塗りました。強い塗膜が欲しかったので、自動車用のタッチアップペイントを使いました。

黒といってもメーカーごとに様々な黒があります。使ったのはレクサスの黒。実物はとても買えませんが 😅、タッチアップペイントなら手が届きます。

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裏蓋内側の毛糸もモルトプレーンに貼り替えます。毛糸は無水エタノールをたらして数分放置したらあっけなく取れました。残り滓を清掃して、2mm厚のモルトプレーンをロータリーカッターで幅3mmに切って貼り付けました。

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カメラ内部は外気や日光に直接晒されないせいか、傷みは殆どありませんでした。

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このカメラ、部材はことごとく板金なのね。ちゃちといえばちゃちですけど、板金加工そのものはうまくできています。プラスチック部品がどこにも使われていない、ということにも時代を感じます。

あとは、組み立てて、フォーカス調整すれば完成です。

 


© Sarsalou, 2024
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