「モケイとホンモノ」シリーズ久しぶりの投稿です。これまでは第二次大戦機が多かったですが、第一次大戦まで遡ります。
ドイツのアルバトロス D.Ⅴです。エデュアルド 1/72。木目、マーキングを含めて頑張って手書き・筆塗りしました。
上翼の中ほどにある銀色の部分はラジエーター。そう、メルセデスの液冷エンジンが搭載されていたのです。このタイプではラジエーターは胴体中心から少し右にずらした位置にありますが、初期型では胴体中心軸上。ということは、ラジエーターに被弾するとパイロットは熱湯をモロにかぶるという恐ろしい設計でありました。
さてホンモノです。
2019年撮影。RAFミュージアム、ロンドン。
木製とはいえ、合板セミモノコック構造の流麗な機体です。性能も良さそうに見えますが、一葉半(下翼の翼弦長が短い)という形式のため、下翼が強度不足のためにねじれるという欠陥があり、それほど優れた戦闘機ではなかったみたいですね。