都電荒川線の路線図を見ると、早稲田から三つ目が「鬼子母神前」
聞いたことはあるけれどどんなところか知りません。行ってみましょう。
こんな感じの道を歩いていきます。黄葉のシーズンは銀杏がキレイでしょうね。
ところで、都電の停留場名は「キシボジンマエ」。目的地の鬼子母神のほうは「キシモジン」。紛らわしいですね。
参道入口につきました。あれ、「鬼」の字にテン「’」がない。
帰ってから調べてみたら、人を喰らう鬼女が釈迦に諭され仏の道に入り、安産・子育の神となったので角(「鬼」の「’」)が取れたんだって。
突き当りまで歩いて左を見たらありました。
鬼子母神堂です。
この情景(↑)を見てわけがわからなくなりました。鬼子母神の御本尊は大黒天? でもお稲荷さんの鳥居もある。鬼子母神って神社だっけ!? 入り口には仁王様がいるからやっぱお寺だよなぁ...。
背景ボケ、ぐるぐる...。
境内にあるお稲荷さんです。
さらには、境内に場違いな駄菓子屋さんがあります。
なんとこの駄菓子屋さん、江戸時代からあるんだそうです。
さて、鬼子母神の建物です。
建物横の石碑には「法明寺鬼子母神堂」と書いてあったので、お寺なんでしょうね。ご本尊は名称通り鬼子母神(仏様の区分では「天」に属するらしい)。
豊島区教育委員会が設置した説明書きを読むと、「手前から拝殿・相の間・本殿の三つの建物で構成される」とあります。おや。本堂とか金堂とか書いてあればお寺だと納得できるのですが、拝殿とか本殿って神社ですよね。おまけにこの建物は権現造だと書いてありました。権現造も神社の建築様式です。神仏習合ということで理解しておけばいいのかな。
境内の大公孫樹をバックにした仁王様。
お寺なんだか神社なんだか私にはイマイチ腑に落ちない鬼子母神堂でした。