さーさるの独り言

さーさるの独り言

興味があること、面白いと思ったことを気が向いたときに。さーさるの独り言へようこそ。

ギター用

先日買い求めたサイレントギター。生音はとても静かだけど音がちょっと寂しい。イヤホンをつなぐと響きは良くなるものの、安物のイヤホンだと音はそれなり。まともなのがほしいなぁ。予算は一万円未満。

ほんとはゼンハイザーがほしかったんですけど、予算枠を超えるので、あれこれ調べてこれを買いました。オーディオテクニカのATH-PRO5X。

音楽鑑賞目的じゃないのでモニター用のものを物色したのですが、接続コードが長いんですね。3mというのが多く、短くても2m。スタジオ内で使うことを考えたらこれくらいの長さが必要なんでしょうけど、私の使用目的には長すぎます。それにどれも高価。

私が選んだやつはDJ用らしいのですが、レビューを読んでみるとモニター用としても使えるという評価が複数ありました。お値段も手頃。そして決め手になったのが接続コードです。

付属のコードは長さ1.2m。それもストレートコードとカールコード(こっちがお気に入り)の二種類付いてます。おまけに着脱可能なリケーブルタイプ。早速ギターに繋いで鳴らしてみると、おぉ~!

上達したような感じがしたのは完全に錯覚であります。

 

もの好き

今回の旅行では、行きの新幹線でお弁当を食べました。東京駅の駅弁屋さんには日本全国の駅弁がずらりと並んでいて、どれにするかメチャ迷います。私が選んだのはこれ。

神戸は淡路屋さんの「ひっぱりだこ飯」。真だこのうま煮はもちろん美味しいんですけど、細かく刻んだ穴子のしぐれ煮がいい仕事をしています。実は、以前食べたことがあって、また食べたいとずっと思ってました。中身に加えてお目当ては容器の蛸壺。先代はペン立てとして机の上のヌシになっています。

今回の壺に入れたペンいろいろ。

妻と娘からは、「重くてかさばるものをよくもまぁ、もの好きね~」と呆れられました。

 

歴史の凄み

遅い朝食を食べた終わって時計を見ると帰りの新幹線までまだかなり時間があります。さて、どうしようとなったところで、「お父さん行ったことないんでしょ」という娘のひとことで二条城へ行ってみることに。

2018(平成30)年に復元された名古屋城の本丸御殿は豪華絢爛で一見の価値ありですが、二条城の二の丸御殿には築四百年という歴史の凄みを感じます。見学している人の多くが海外からの方々でした。薄暗い(そして冷たい)鴬張りの廊下を歩きながら説明書きを読んで、何を感じていたんでしょうね。

ところで、大政奉還が行われたという大広間は、想像していたほど大きくないという印象でした。

お庭を眺めながら東大手門に戻るとパラパラと雨が。

今回の旅行はこれにておしまい。

 

清水は芸術祭

旅行最終日は定番の清水界隈です。

清水寺にデカいオブジェが出現していてびっくり。なんだこれは!?

マイナビさん主催の『ARTIST'S FAIR KYOTO 2024』の清水寺会場ということらしい。

巨大なこけしが寝てます。

下から見上げる舞台。

寺に残る記録によると、江戸初期から末期にかけて飛び降りた人が二百人以上。そのうち亡くなった方が三十数人。意外と死なないものです。

妻と娘が大好きな三年坂と二年坂

路地奥に見えた民家と紅梅。

どこでも土地に溶け込むのがお上手なスタバ。

朝ご飯を、と思って入ったのですが満席。残念。

このあとずーっと歩いてようやく見つけたVELOCEで遅い朝食にありつけたのでした。

 

夜の祇園界隈

ホテルで一休みしてから晩ごはんを食べに繰り出しました。場所は祇園。妻と娘は何回か来たことがあるらしいのですが、私は初めて。

テレビでしか見たことがなかった南座

祇園の街並み。

路地の入口には軒並み私道撮影禁止の看板が。許可なく撮影したら一万円申し受けるとあります。路地の写真くらい撮らせてくれてもいいのにと思いましたが、迷惑な撮影をする輩がたくさんいるということなんでしょうね。

団栗橋から見た鴨川。向こうに見える橋は四条大橋

晩ごはんは京都らしいお店でせいろ蒸しをいただきました。この日の歩数は約二万歩。ふう、くたびれた。

 

呑んべえの天国

桜を堪能したあとは本日昼間の一番のお楽しみ(私だけですけど)。京阪で伏見稲荷で下車して伏見散策、というより酒蔵にまっしぐら。

月桂冠大倉記念館です。中に入るとなんともいえないいい香り。

月桂冠では利き酒はせずにお酒の小瓶をいただいてきました。

こちら⇩が利き酒を予約していたところ。

いただいたのはこの三銘柄。いずれ劣らぬいいお味。

夜の一杯が待っているのでこのくらいにしておきます。

幕末史好きならご存知の「寺田屋」。

良さげなお店があちこちに。

夜のお店を予約してあるので、伏見ではどこにも入らず、ぶらぶら歩いて電車に乗って、いったんホテルに戻りました。

伏見。月桂冠の他には黄桜、松竹梅、玉乃光くらいしか知りませんが、他にもたくさん。呑兵衛の天国です。

 

今年初の桜

飛行神社にお参りしたあとは、京阪の一つ隣の駅(淀)で降りて桜見物。「淀の河津桜がきれいですよ」と京都駅前の観光案内所のお姉さんが教えてくれました。

淀駅からは皆さん同じ方向へぞろぞろ歩いていくので、そのまま付いて歩くこと約10分。見事な桜並木が現れました。

今春初の桜です。

桜に隠れて見えませんが、すごい人出でした。

 

飛行機好きは参るべし

京阪石清水八幡宮駅から徒歩10分くらいのところに変わった神社があります。その名を「飛行神社」。創建は1915(大正4)年。創建者は二宮忠八。飛行機好き、特に日本の航空史に興味がある方ならこの名をご存知の方も多いことでしょう。

1891(明治24)年にゴム動力の模型飛行機を飛ばし、ライト兄弟と同時期に有人の「飛行器」(忠八の造語)の製作に取り組んでいた人物。ライト兄弟の有人動力飛行成功を知り、製作中の機体を叩き壊したのだとか。

さて、神社らしくない入口を入ると鳥居があります。

花手水はよく見かけるようになりましたが、ヒコーキ手水というのは初めて見ました。

本殿の前にはギリシャ風の建物が。

大阪湾で底曳網にかかって引き上げられた零戦のエンジンとプロペラが奉納されていました。

こんなお守りを買ってきました。飛行機に乗るときは忘れないようにします。

お守りのデザインは滑走路なんですけど、向きをあらわす17/35(ほぼ南北)は何の向きだろう。社殿の方角かな?

製作中の機体を破壊した後、忠八は再び飛行機製作に目を向けることはなかったとのこと。晩年は、飛行機事故による殉難者が増え始めていたことに心を痛め、私財を投じて作ったのが飛行神社。自ら神主の資格を得て死者の霊をまつったそうです。

飛行神社には二宮忠八の資料館が併設されていて、忠八に関する資料や航空関連の官民団体からの奉納品が数多く展示されています。一見の価値ありです。

二宮忠八の生涯は、吉村昭『虹の翼』(文春文庫)に活写されているほか、鈴木真二『飛行機物語』(中公新書)に手短にまとめられています。

 

はちまんさんと発明王

彦根の翌日は京都です。ちょいとだけ足を延ばして郊外へ。

国宝の本殿を見たくて「やわたのはちまんさん」こと石清水八幡宮へ行きました。宇佐神宮八幡宮の総本社)、鶴岡八幡宮とともに日本三大八幡宮に数えられるんだそうです。

京阪の石清水八幡宮駅からケーブルカーで山頂へ。しばらく登ると南総門(修理工事中)に出ます。総門をくぐると本殿が姿を現しますが、外からは八幡造りの社殿を見ることはできません。でも外から眺めるだけで大満足。

帰ってから知ったのですが、昇殿参拝(¥1,000)をすると神職が社殿内部を案内してくれるんだそうです。調べておけばよかった。

御神木。楠木正成が奉納したと伝わる楠。樹齢約七百年。

社務所の向かいにこんな碑があります。エジソン記念碑。

エジソンが発明した白熱電球のフィラメントの素材が「竹」だというのは聞いたことがあります。世界中から集められた竹の中から採用されたのが、石清水八幡宮近くの真竹だったそうです。これを記念して建てられたのがこの記念碑。

参拝の後、石清水八幡宮駅前のこのお店で昼食。創業百年を超える名店だそうです。

鯖の棒寿しが絶品でございました。

 

コンプリート

何かというと、お城巡りの「国宝5天守」です。一つだけ行ってない彦根城に先日行ってきました。

城攻めにあったときは落として敵が本丸に入れないようにする、という廊下橋。

天守です。梅がきれいに咲いてました。でも、天守内は耐震工事中で入れず。残念!

ひこにゃん登場。すごい人気です。

絶好の行楽日和に見えますが、実はメチャ寒かったのです。彦根駅からの道すがら、ずーっと雪が降ってました。時折り吹雪。

あ~、寒かった!

しばらく今回の旅行ネタ続きます。

 


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