さーさるの独り言

さーさるの独り言

興味があること、面白いと思ったことを気が向いたときに。 さーさるの独り言へようこそ。

試してみるか

最近ときどきFujiのX-E2に付けて持ち出している昔々のレンズ、Nikkor-S Auto 50mm F1.4。手に入れたときは、安かった代わりにカビだらけの汚い個体で、フォーカシングリングも塗装がハゲてあちこちアルミの地肌が見えていました。

レストアした際、黒のスプレーを念入りに吹いて一見新同品にしたものの、所詮、素人の塗装。焼き付け塗装じゃないので、この炎天下で何度か外に連れ出しているうちに塗料が軟化してハゲて来ました。

よし。試してみるか。

何を試すかというと、陶器用のマーカーです(↓)。

以前、ホームセンターをぶらついていたときに見つけたもの。好きな絵を書いてオーブンで焼くと自分だけのマグカップやグラスができる、というものです。これだ!って思いましたね。黒を1本買い求め(150円くらいだったかな)、今度機会があったら試そうと思っていました。

溶剤で塗料を拭き取ったフォーカシングリングがこちら(↓)。

らくやきマーカーを塗って説明書通りオーブンで焼いた後がこちら(↓)。

きれいになりました。触ってみた感じは、塗料を吹き付けただけよりは硬そうです。

レンズに取り付けて完成です(↓)。

それにしても存在感あるなぁ、このレンズ。

ところで、不思議に思っていることがあります。クラッシックカメラやオールドレンズのレストアに関する情報はネット上にものすごくたくさんありますが、外観のレストアに関して書いてあるものをほとんど見たことがありません。たまにカメラ本体の貼り革を交換した、というのを見かけるくらいです。カメラ・レンズ外観のキズ、スレ、塗装剥がれはだいたいほったらかし。気にならないんだろうか。

自動車をレストアする方は、メカ部分をちゃんと動くようにするのはもちろんのこと、最後はボディや内装までピカピカにします。オールドカメラ・レンズの外観はどうしてかまってもらえないんだろう....。

 

メモリアルデー

いつのころからか新聞でもテレビでも扱いが小さくなりました。8月6日も、8月9日も、そして8月15日でさえも。昔は一面トップ扱いでした。77年目でこの状態。100年の節目の年には扱いが大きくなるんでしょうけど、それ以外の年はますます忘れられていくのでしょうね。

10年以上前、広島に出張した際に撮ったものです。メチャ暑かったという記憶があります。

今、世界のあちこちが狂乱状態。第二の被爆国が生まれないことを切に祈ります。

 

 

モケイとホンモノ(11)

暑いですねぇ。今日も全国各地で猛暑日。年寄りにはこたえます。で、今日も家にいて書けるネタです。3回連続。

今回はバトル・オブ・ブリテンの偉大なる脇役、ホーカー・ハリケーンです。機種はMk.I。レベル 1/72。

スピットファイアと比べるとずんぐりしていて、お世辞にもスマートとはいえないスタイルですね。

スピットファイアが全金属、モノコック構造なのに対してこちらは木材・アルミ・鋼管への羽布張り。設計思想としては複葉機の延長線上にある航空機でした。同じエンジン(ロールスロイス マーリンII)を搭載したふたつの試作機がほぼ同時期に初飛行したのに(ハリケーンが約4ヶ月前)スピットファイアのほうが60km/hも速かったそうです。

英国初の単葉、引込脚装備の戦闘機として名声を得るはずだったのが、あっさりと主役の座をスピットファイアに譲ったのでした。

さて、ホンモノです。

モケイとおなじMk.Iです。これも2019年撮影。

羽布張り構造のため被弾に強い(弾が突き抜けるだけ)、同じく、羽布張りのためレーダーに探知されにくい(ステルス機だったんだ)、昔ながらの構造のため、整備員が慣れていて修理しやすい、速度が遅かったので墜落時にパイロットが脱出しやすい、といった低スペックならではの利点もあったそうです。

前時代的な設計と凡庸な性能でバトル・オブ・ブリテンではスピットファイアの影に隠れて目立たないハリケーンですが、実際の戦果は極めて高かったといいます。

スピットファイアがもっぱらメッサーシュミットを相手にしていたのに対し、ハリケーンのお相手はHe111やJu87といった爆撃機。与し易い爆撃機が相手とはいえ、バトル・オブ・ブリテンにおける総撃墜機数とエースパイロット(撃墜5機以上)輩出数はハリケーン部隊のほうが多かったのだそうです。さらにバトル・オブ・ブリテン後は地中海や中東で危険極まりない地上攻撃機としても活躍したんだとか。

バトル・オブ・ブリテンの攻防を淡々と描いた映画作品に「バトル・オブ・ブリテン(邦題:空軍大戦略)」があります。公開は1969年。メガホンを取ったのはガイ・ハミルトン。出演はローレンス・オリビエ、クルト・ユルゲンス他。

往年の実機が100機以上集められ、爆破や墜落など一部を除いて空戦シーンは全て往年の実機を用いた実写という今では撮影不可能な映画です。

ヒコーキ好きには本編が面白いのはもちろんですが、アルティメットエディション(DVD2枚組)についてるメイキング映像(主にインタビューですけど)で語られる苦労話がめちゃ面白いです。何が面白かったかは昔のブログに書いたので、もしよろしかったら読んでみてください。

以上、バトル・オブ・ブリテンシリーズおしまいです。

 

モケイとホンモノ(10)

相変わらず暑くて外に出る気がしないので、家にいても書けるネタを。

モケイとホンモノシリーズ、二桁突入しました。

バトル・オブ・ブリテンにおけるスピットファイアの敵役、メッサーシュミットです。モケイ写真はBf109E。アカデミー 1/72です。

隣りにいるのはキューベルワーゲン(Kübelwagen)。直訳するとバケツ自動車。でも、いわゆるバケツとは関係なくて、バケットシート装備だったからこういう呼び名になったんだそうです。このクルマ、もともとはドアがなくて、バケットシートにしないと運転手が振り落とされたんだって。

さて、ホンモノ。

モケイと同じくE型です。先のスピットファイアと同じく2019年撮影。

メッサーシュミットの航空機は、Me***ともBf***とも呼ばれます。Meはメッサーシュミットですね。Bfは製造会社である「Die Bayerische Flugzeugwerke(Die:定冠詞、Bayerische:バイエルンの、Flugzeug:航空機、werke:製造(英語だとworks))」のBfです。

Bf109の総生産機数は各型合計で34,000機あまり。単座戦闘機としては世界で最も多く生産されたのだそうです。ちなみに軍用機最多は旧ソ連イリューシンIl-2シュトルモビクの約36,000機、民間機はセスナ172(軽飛行機といえば思い描く形)の約44,000機だそうです。

知ったかぶりのウンチクはWikipediaからでした。

 

 

モケイとホンモノ(9)

所変わってヨーロッパへいきます。

バトル・オブ・ブリテンの主役、スピットファイアです。

モケイ写真はMk.Vで、バトル・オブ・ブリテン後の型ですが形はMk.IIとほとんど変わらないのでまぁいいか。レベル 1/72。後ろにいるのは当時の給油車。

ホンモノ。

Mk.Iです。バトル・オブ・ブリテンを戦い抜いた歴戦の勇士。2019年撮影。

スピットファイアというとこのヒコーキしか思い浮かびませんが、本来は「癇癪持ち(の女性)」を意味する言葉なんだそうです。こんな名前がつけられた経緯は長くなるので省略(ググると見つかります)。

主任設計者を努めたレジナルド・ミッチェルは量産初号機の完成を見ることなく、そしてバトル・オブ・ブリテンでの活躍も見ることなく、直腸癌で世を去ったそうです。悔しかったでしょうね。

 

家からヒコーキ

先の東京オリンピック開催に合わせて、2020年から羽田空港の新しい離着陸ルートの運用が始まりました。真北から西に20度傾いた方向のA滑走路とC滑走路を発着する航空機が都心上空を通るルートです(それまでは離着陸機が都心上空を飛ぶことはできなかったのです)。

南風運用(南風に向かって離陸・着陸する)のとき、A滑走路またはC滑走路に着陸する機は千葉県北西部を西に向かい、埼玉県南東部で反転して都心上空を通過して羽田に向かいます。私が住んでいるとこからは埼玉方面(西)に向かうヒコーキを見ることができます。

ベランダでぼぉーっと空を見上げたら意外と近くを飛んでいるので、どのくらいの大きさで写るか試してみました。機材はいつも空港に行くときに持っていくAPS-C機+300mm。35mm換算で450mmです。

結論。キャリアと機種が判別できるくらいには写りました。いくつか並べます。

JALB737

特別塗装機です。

調べてみたら、ユネスコ世界文化遺産へ登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」がデザインされたB737-800のようです。

次はスカイマークB737

お次はJALB787

寸詰まりだからB787-8かな。

ANAB767

最後はちょっと引いて雲が主役。

ルーク・オザワさんみたいには撮れないものですねぇ....。               あたりまえか。

 

モケイとホンモノ(8)

近場ネタをひとつ。

海上自衛隊の対潜哨戒機ロッキード P-3C オライオンです。1/200のダイキャストモデル。このヒコーキは「オライオン」と呼ばれるのが一般的ですが、オリオン座のオリオンと同じですね。下写真は厚木基地所属の機体。

ホンモノ。

撮影場所は海自下総航空基地P-3Cの訓練基地です。2015年の基地祭で撮影しました。3機編隊の飛行展示を終えて着陸しスポットに整列するところ。間近で見ると迫力あります。

おチビちゃんたちに人気なのはこちら。

下総基地は一番近い航空基地なので基地祭にはよく行きます。ブルーインパルスや米軍機が来るわけでもないし、展示されるのは地味な機体ばかり。でも、そのせいかメチャ混みにならないところが気に入っています。

でもここ数年はコロナ禍で中止が続いています。今年は今のところ開催見込みなのですが第7波がすごいことになっているので期待薄でしょうね。

モケイとホンモノ(7)

米軍機もうひとついきます。

ノースアメリカン P-51D マスタング。米国陸軍第8航空軍ジョン・D・ランダース大佐乗機。タミヤ 1/72。

機首のチェッカーのデカール貼りがメチャ大変でした。

ホンモノ(↓)です。

2019年撮影。

このジュラルミンのテカりをプラモデルで表現するのが難しい。できないことはないのですが、デカールを貼ると台無しになったり、保護のためのクリアを吹くと単なる銀塗装になったりとなかなかうまくいきません。アルミテープを貼るという荒業もあるのですが、1/72だとちと厳しい...。

ところで、どこの国でも陸軍と海軍は仲が悪い(俺たちのほうが主役だと張り合う)というのが通り相場らしいですが、米軍も同じみたいですね。それぞれ例外はあるものの、陸軍機は液冷エンジン、海軍機は空冷エンジンにこだわった、とどこかで読んだ記憶があります。言われてみれば、このP-51だけでなく、P-38、P-39、P-40など皆液冷だ。海軍はF4F、F6F、F7F、F8Fなどみな空冷です。そもそも呼び方からして違います。陸軍機は「P」(Pursuit aircraft)、海軍は「F」(Fighter)です。今は統一されたみたいですけど。

 

夏の花

新聞の千葉ローカル面に「あけぼの山農業公園でひまわりが見頃」という記事が載っていました。そんなに遠くないので、早速行ってみました。

おお、すごい!と思いましたが、全てのひまわりがそっぽを向いています。

ロケハンというほどのものではないのですが、撮影場所を探すのにこいつを連れていきました。愛用のニコンのミクロン6×15。双眼鏡はダハプリズムじゃなくて昔ながらのポロプリズムを使った形が好きです。普段は美術館やコンサートに連れて行くことが多いです。

この公園には風車があります。

風車のところだけを撮るとどこかヨーロッパ風。でも、この風車、どこ製のものなのか由来が不明です。公式サイトにも情報がありません。

佐倉市の「佐倉ふるさと広場」にある風車は、オランダ製でオランダ人技師により建設された、と佐倉市のサイトに書いてあるのですが、この風車はどこから来たんでしょうね。

さて、ひまわりです。

撮ってきた写真をずらずらと並べます

ひまわり以外にもいろいろと花が栽培されていました。

園入り口にある人工滝はおまけ。

ひまわりは向日葵と書きますが、葵(アオイ科)の仲間じゃなくてキク科なんですね。ウクライナ、ロシアの国花。ソフィア・ローレンマルチェロ・マストロヤンニが演じた往年の名画「ひまわり」の舞台はウクライナだったそうです。

ひまわり雑学はWikipediaより。

 

モケイとホンモノ(6)

やっぱりヒコーキが好きです。

ヴォート F4U コルセア。エアフィックス(たぶん)1/72。米空母 USS バンカーヒル搭載機。

コルセア(corsair)は海賊。あれ、海賊ってパイレーツ(pilates(複数形))じゃなかったっけと思って調べてみたら西欧語ではいろいろな呼び方があるみたいですね(それぞれ意味が違う)。

 一番気合を入れて作ったのが飛行甲板を模した板。極薄板(駅弁のフタだった気がします)を2mm幅に切って貼り合わせて塗装しました。

さて、ホンモノ。

2000年の撮影。こういう言い方をするのもヘンですが、なんかメチャ強そう。

大出力が欲しい → エンジンとプロペラがデカくなる → プロペラが地面につかないようにするために主脚が長くなる → 重くなって強度的にも不利 → 主翼を折り曲げて地面に最も近い(主脚長が最短になる)位置に主脚をつけた(それでも主脚長は1.8mくらいあるんだって)。特徴的な主翼形状(逆ガル翼)はこういう経緯でできたんだそうな。

プロペラ直径はなんと4m。ゼロ戦は2.9mなのでいかにデカかったかがわかりますね。

 


© Sarsalou, 2022
Header Background image by nhaataja from Pixabay. Thanks for the great image.