呉は戦艦大和が建造された町。大和ミュージアムを中心に、今でも町のあちこちで大和の面影を偲ぶことができます。いくつか並べます。
最初は大和波止場。大和ミュージアムの屋外にあります。ベンチにいる人の大きさにご注目。
戦艦大和のこの部分を実物大で再現してあります。
お次は巨大旋盤。大和主砲(有名な46センチ砲)の外周加工に使われたもの。写真では実感が掴めませんが、チャック(左側の丸いやつ。被工作物を取付けます)の直径が3.2mあります。町工場で見かける旋盤のチャックは30cm前後が多いのでその10倍。建屋に収めるために切り詰められてしまいましたが、大和建造時の旋盤全長は40mあったそうです。
この旋盤、大和ミュージアム屋外の専用建屋に収蔵されています。戦後長らく大型船舶用エンジンのクランクシャフト製造に使われていたそうです。役目を終えて廃棄されるところを、輸送・展示のための資金をクラファンで募り、めでたく展示に至ったのだそうです。目標額4,800万円に対し、集まったのが2億7,000万円というからすごいですね。
大和が建造されたドック跡です。現在は埋め立てられて、工場として使われているそうです。
写真に写っている屋根の半分は明治時代に作られたものなのだとか。半分は戦後に改修されたもの。でも戦後改修したところのほうが傷んでいるんだって。
おしまいはこれ。
大和の錨。レプリカとはいえ、全長5.5m、重さ15tあります。何から何まで大きすぎて頭がクラクラします。
おまけ。
自分のお土産に買いました。「そうりゅう」のキャップもあったのですが、呉ならでは、といえばこちらでしょう。良い記念になりました。