さーさるの独り言

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エアーバンドごろ寝ワッチ計画

接続ケーブル(USB-29A)がちゃんと使えるようになったので、八重洲無線 VR-160のメモリバンクを全面的に書き換えました。とはいえ、コロナで飛行機の便数は少ないまま。空港に行くモチベーションは下がりっぱなしなので、部屋でロッドアンテナを伸ばして羽田や成田で使われている周波数をスキャンしてみました。すると、

殆どはノイズまみれですが、ときどきクリアに聞こえることがあります。おや、これはもう少しまともなアンテナに変えたら、もっとよく聞こえるかな。

で、表題の計画がスタートです。

さて、アンテナはどれにしようか。

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選んだのは、DIAMOND(第一電波工業)のモービル用アンテナ NR950M。

エアーバンド専用のにしようか迷ったのですが、他の周波数帯も拾えたほうがいいかな、と色気を出してこれにしました。レビューの評価も高いしね。あとは、アンテナとレシーバーをつなぐケーブルです。

アンテナケーブルを室内に引き込むのに、極薄のケーブルを使うことにします。テレビ用(75Ω)なら1,000円くらいで手に入るのですが、無線用(50Ω)のは専業メーカーのものしかなさそうです。値は張りましたが、結局、DIAMONDのMGC50にしました(5,400円、写真(↓)外側)。両側にはM-J接栓がついています。

アンテナとレシーバー間は約4m。コネクタ付きのものは実売価格でも3,000円以上します。じゃ、作るか。写真(↓)内側が同軸ケーブル(3D-2V)4mです。

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コネクタと道具も要ります。

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写真(↑)上部左はSMA-P接栓(圧着タイプ)、上部右はM-P接栓(はんだ付けタイプ)です。その下は同軸ケーブル用ストリッパ、いちばん下のゴツいのが同軸用コネクタの圧着工具です。これらと同軸ケーブルで3,000円とちょっと。次に必要なときは同軸ケーブルとコネクタの実費(短いものなら1,500円くらい)でお好みの長さのケーブルを作ることができます。

できあがったケーブルがこちら(↓)。ハンダゴテを使ったのは何年ぶりだろう。

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余談ですが、SMA接栓を日本規格の同軸ケーブル(3D-2V等)用に取り付けるのは一般的ではないみたいで、MIL規格のものばかりです。MIL規格だとRG58用の接栓が3D-2Vに使えるようです。M型接栓は日本規格用のものがすんなり手に入りました。

次はアンテナ固定具です。専用のものは高価なので代用品を探すことにします。最初に手に入れたのは傘をカメラ三脚に固定するブラケット。800円ほどで買えたのですが、プラスチック製。アンテナを取り付けてみたところ、ちょっと強くネジを締めたところでバキっと割れてしまいました 😢。

次に手に入れたのが庭のテーブルに日除け傘を取付けるのに用いるブラケット(1,400円)(↓)。これは金属製です。これなら大丈夫でしょう。

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窓の面格子に取り付けたところがこちら(↓)。

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アンテナは金属や建物壁面から離すべし、というのがアンテナ設置時の定石らしいですが、ぜんぜんこの要件を満たしていません。でも取り付けられるのはここしかないので、まあしょうがないか。

机の上に置いたレシーバーにアンテナケーブルを接続して完成です。写真は成田のアプローチが入っているところです。

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我がVR-160にはスタンドというものがオプション設定すらされていないので、写真のスタンドはお手製です。エポキシパテをこねこねして形を作り、ひたすらペーパーをかけて黒スプレーを吹きました。

さて、気になる結果は、というと、劇的な改善には至りませんでした。南向きのベランダにディスコーンアンテナでも立てることができたら大幅に改善したんでしょうけど、私にあてがわれているのは北向きの小部屋。羽田や成田が時々クリアに聞こえるのに加えて、遥か彼方の茨城・百里も入るようになったので、まぁ良しとしましょう。

【追記(家族のコメント)】

妻:「無線機(の雑音)がうるさい」

娘:「お父さん、窓に何つけたの! 怪しい!」

肩身が狭いさーさるです。

【追記2(訂正)】

「茨城・百里も入るようになった」と書きましたが、割と近くの海自下総基地のタワーでした。周波数が同じなのね。茨城・百里は60km近く離れているんだもの、無理だよな。


© Sarsalou, 2024
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