忘れ物です。
日本カメラ博物館(半蔵門)の「二眼レフカメラ展」に行ってきました。二眼レフを受付で見せたら入館料が100円割引。で、修復したばかりのローライフレックスを持って出かけた次第です。
博物館見物後は、江戸城跡や皇居前広場でローライフレックスの試し撮りをしながら東京駅に向かう予定でした。すごい数の二眼レフや、珍しいカメラを堪能した後で、さあフィルムを入れましょう、と裏蓋を開けて絶句....。
スプールがない!
巻上げ用のスプールがないんじゃブローニーフィルムは装填できません。先日ローライキンを外したとき、スプールつけとかなきゃって思ったばかりでした。気がついたときにつけておけばよかった。後の祭りです。
実を言うと、「二眼レフカメラ展」は先週行く予定でした。その時は、博物館に向かう途中で財布を忘れてきたことに気づき、泣く泣く引き返したのでした。タイトルの「また」はこのことです。
しょうがない、お昼食べて帰るか。
凹んだ気持ちで立ち寄ったのは半蔵門駅近くの刀削麺専門店。酸辣刀削麺と炒飯のセットをいただきました。搾菜と杏仁豆腐がついて950円也。
美味しかったので、少し立ち直ることができました。
日本カメラ博物館は珍しいカメラの宝庫です。公式サイトには収蔵品の詳しい説明が載っていないので、気に入ったカメラを並べます。
二眼レフでは、コダックのデュアフレックスというのがなかなかおしゃれな形でした。エンサイン フルビューという二眼レフは、ビューレンズまわりの形が陶器を焼く窯のようです。ローライフレックスのミニデジはローライフレックスの縮小コピー。片手で握れるほどのサイズのデジカメ(300万画素)です。
戦後、二眼レフがブームになった際、メーカー名がAからZまであると言われたそうですが、国産二眼レフをズラリ積み上げた二眼タワーが圧巻でありました。
二眼レフ以外でも珍しいカメラがいろいろです。
「八九式活動寫眞銃改二」なんてのはSFに出てきそうな銃の形です。作ったのは「六櫻社計画製造」とあるのでコニカですね。1937年製でヘキサー75mm F4.5、シャッターは1/300秒固定。1秒10枚の連写で射撃訓練用として用いられたそうです。
ほしいなぁと思ったのは、片手で握れるほどちっちゃなカメラたち。127フィルムを使うパール、パーレット、ミノルタベスト、ピクニー等々。さらには16mmフィルムを使うカメラは超小型。コニカのスナッピーとか昭和光学機器のジェムフレックス(二眼)とかが良かったですが、白眉はリコーのSteky。「ステキー」とふりがなが振ってありました。レンズ名なんて「ステキナー」ですよ! 一番欲しいと思ったのはこれでした。
さて、これからリベンジ撮影の計画を立てることにします。