先日、成田のタイ寺院を見学しにクルマを走らせていたときのこと。めちゃ古そうなお寺の前を通りました。あれ、なんだろうこのお寺? 後で寄ってみよう。即決です。
タイ寺院を見学した後、同じ道を戻りました。石柱には滑河山龍正院とあります。
場所は千葉県成田市滑川、天台宗のお寺で通称「滑河観音」。滑河は「なめがわ」と濁るのだそうです。日曜日なのに誰もいません。
公式サイトによれば、開基は承和5年(838)で、坂東三十三観音霊場の第二十八番札所。
まず目につくのが古そうな門です。
国指定重要文化財の仁王門です。室町時代に再建されたものとのこと。
仁王門をくぐると見えてくるのが本堂。元禄9年(1696)の建立で、こちらは千葉県有形文化財。
紅葉のシーズンも良さそうです。
千葉県の古刹で検索しても出てこないお寺なので、知られざる古刹を発見したようで、なんだか得をした気分になりました。