さーさるの独り言

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興味があること、面白いと思ったことを気が向いたときに。さーさるの独り言へようこそ。

「ひさしぶり」の正体

先だって「ひさしぶり」と題して作りかけのプラモデルの写真を載せました。ようやく出来上がったので正体を明かします(エラそうに言うほどのことじゃないですけど)。

中島飛行機製、日本陸軍 四式戦闘機 疾風。試作名称 キ84。連合国コードネームはFrank。設計主務者は小山悌(やすし)。

「モケイとホンモノ」シリーズ新作として載せるつもりだったのですが、ホンモノの写真が撮れなかったのでやむなく...(ホンモノの写真は自分で撮ったものというのがこだわりです)。

プラモデルはハセガワ1/72。水性アクリル塗料の筆塗りです。塗り分けはすべてフリーハンド、マーキングはデカール。飛行第47戦隊 旭隊(成増 昭和20年)の機体です。

先月九州に行った際、知覧の特攻平和会館に行きました。目的は疾風のホンモノを見ること。現存する世界唯一の実機です。でも、館内はロビーと零戦展示室の他は撮影禁止。あちゃぁ。

パンフレットのホンモノです。

悔しいので絵を描きました。実機写真をトレースして水彩絵の具で彩色。スケッチというより塗り絵ですね。

Wikipediaによれば、特攻平和会館に静態展示されている疾風は、もともとは飛行可能な機体だったのだそうです。大戦末期にフィリピンで米軍に鹵獲され、米本土に運ばれて米製点火プラグと高オクタンガソリンを与えられて時速687kmを叩き出し、米軍をして「The best Japanese fighter」と言わしめた機体です。

戦後、民間(航空博物館)に払い下げられ、その後日本人実業家に売却。実業家存命のうちは富士重工の倉庫で飛行可能な状態を保っていたそうです。実業家死去後は、京都の美術館や南紀白浜の海岸で展示され、おそまつな管理下で劣化が進んで飛行不能に。このあたりが航空後進国の悲しさです!

知覧町(現南九州市)が取得し、知覧特攻平和会館で展示されるようになってからは良好な状態を保っているのだそうです。

また飛べるようにならないかなぁ。

 

ルーペ遍歴と最新の相棒

歳なので近くを見るときは老眼鏡が手放せません。細かいものを見るにはさらにハズキルーペ1.85倍のお世話になります。でも(倍率が)足りないときがあります。

一番必要性を感じるのがプラモデル作り。保管場所がちょっとしかないので作るのはもっぱら1/72や1/144という小さいやつばかり。コックピットとかエンジンとかをディテールアップする際は2倍前後のルーペでは用をなしません。

メガネに取り付ける高倍率ルーペはワーキングディスタンスが短すぎてだめ。8倍の実体顕微鏡も試したのですが、フレキシブルアームに顕微鏡がついているタイプだったので、ピントをぴしっと合わせることが困難で手放しました。

理想はサージカルルーペだと思い、奮発して手に入れたものの、両目の光軸を1点に合わせるのと眼幅の調整がシビアすぎてこれもだめ。所詮1万円弱の品だったので、お医者様が使う数十万円のものとは比べ物にならず....。高倍率で使い勝手の良いルーペはその後しばらくあきらめておりました。

最近なにげにポチったのがアマゾンで1,300円のこの品。

ダメ元のつもりだったのですが、これがなかなかイケました。デカいレンズ(Φ75)は6倍、小さいレンズ(Φ18)は25倍でそれぞれLED照明がついています。2箇所のジョイントをカチカチと動かすとスタンドルーペになります。

頭が重くて不安定かな、と思っていたのですが意外と安定しています。ジョイントのクリックもしっかりしていてガタツキもありません。レンズがそこそこ大きいので、目とレンズと物体の距離をうまく調整すると両目で見ることができます。そして6倍という倍率が高すぎず低すぎず良い感じです。

今のところ、こいつがルーペ遍歴の末に行き着いた相棒です。

 

ぶち

師走に入りました。気温も低くなってきてすっかり冬らしくなりましたね。

もう遅いかな、と思いつつオールドレンズを持って紅葉を撮りに行ってきました。場所は佐倉城址公園(千葉県)。

今回連れて行ったのはα7に先日手に入れたこのレンズ。

FUJINON 55mm F1.8です。EBC(マルチコート)はよく見かけるのですが、これはEBCじゃないやつ。きれいな個体がオークションで送料込¥2,700でした。世の評判通り発色がきれいです。さすがフィルムメーカーのレンズ。

さて、紅葉です。

目がさめるような鮮やかな赤・黄には出会えなかったけれど、まあそれなりに。

意外と気に入ったのが「ぶち」の紅葉。

まず2色。

お次は3色。

もちろん1色もありました(緑がちょっとだけ混じってますけど)。

これはツツジ

これはなんだろう。

Google先生に聞いてみたらヒトツバカエデというらしいです。

寒椿も咲いてました。

あとちょっとで2022年もおしまいですね。

 

到達点更新

今回の九州行きのメインイベント後は九州内で小旅行しました。目的地は鹿児島。

今まで日本で行った最南端は、福岡とか長崎とかの九州北部までだったのですが、記録更新です。鹿児島のどこに行こうかあれこれ考えた結果、知覧を選びました。

鹿児島駅から指宿枕崎線に乗って、乗換アプリに表示された駅で降りてバスに乗ろうと思ったのですが、バス停なんてどこにも見当たりません。幸い、駅前に客待ちタクシーがいたので乗ることにしました(後で確かめてみたらバス乗換は違う駅らしい)。

行き先を告げたところ、運転手さんが「かごしま楽巡(らくめぐり)っていうキャンペーンをやっていて一人5000円分のクーポン出ますよ」と教えてくれました。妻と一緒に行ったので二人で10,000円。タクシーで行きたいところを巡り、最後はホテルまで送ってもらって、タクシー料金から10,000円割引になるってことです。乗った!

まず武家屋敷に行ってもらいました。

上写真の通り沿いに7軒のお屋敷が公開されているのですが、拝見できるのは主にお庭。ほとんどのお屋敷はまだ住まいとして使われているんだそうな。ひえ~!

次は特攻平和会館に行ってもらいました。運転手さんが敷地内を案内してくれて、「この先の駐車場で待ってます」。ありがたや。

ボロボロのヒコーキは零戦52丙型。鹿児島県甑島の手打港沖合から引き揚げられたものだそうです。

記念館には遺書や遺品、特攻に赴いた若者の写真などが展示されていました。同年代の子を持つ親としてはとても正視できませんでした。

最後は鹿児島のホテルまで乗せていただいて占めて8,000円。公共交通機関を使っても数千円はかかるので、なんだか得した気分。偶然巡り合ったタクシーの運転手さん、ありがとう!

 

海峡の両側

関門海峡に行ってきました。初めてです。

博多から在来線で下関へ。そこからタクシーで唐戸市場に向かいました。行ってみたかったんです。お目当てはもちろん同市場馬関街の寿司バトル。

でも、やってない。あれ?

どこにもない。

着いたのはお昼少し前。市場だからもう完売なのかな。

帰ってから確かめてみたら、唐戸市場馬関街の寿司バトル平日営業は金曜だけなのですね(行ったのは木曜日)。

二階に回転寿司があったので、一時間くらい待って入りました。回転寿司にしては高かったけれど美味かったぁ! 食べた後は腹ごなしに海沿いを歩きました。いやぁ気持ちいい!遠くの橋は関門橋

橋をくぐったらそこは壇ノ浦。

壇の浦がこの場所だとは知りませんでした。

八艘飛びの義経

実は義経の左肩上あたりに関門橋と平行に送電線が通っているのですが、Photoshopで消しました。

壇ノ浦古戦場の少し先で地下に降りて関門海峡人道を歩いて九州に渡りました。全長780m、所要時間約15分。人は無料です。

県境です。

九州側の門司で地上に出ます。そこから門司港まで電車(北九州銀行レトロライン)で行けばいいや、って思っていたのですが、運行は土日祝日のみ。またやっちまいました!

門司港のレトロ地区に着いたらもうクタクタ。

大連友好記念館です。

これは旧門司税関。

門司港駅です。

門司港レトロ地区の散策もそこそこに博多に戻りました。門司港から博多までの電車内ではもちろん爆睡でした。

 

RJTT

用事があって九州へ行ってきました。羽田空港D滑走路を北に向かって離陸し、ぐるりと旋回して空港全景が見える位置に来たのでパチリ。

東京国際空港。通称、羽田空港。タイトルのRJTTはICAOの空港コード。よく知られたHNDはIATAの空港コードですね。

空から眺めて改めて思ったのは、羽田空港には滑走路すぐ近くの撮影スポットはやっぱりなさそうだなぁ、ということ。空港近くでクルマを無料で停められるところも知りませんし、空港北側の京浜島や城南島はアクセスがイマイチ。ということで、飛行機を撮る際に足が向くのは成田です。

おまけ。羽田空港の住所は大田区大田区全面積の1/4を羽田空港が占めるんだそうです。

 

ひと工夫

狭い机を少しでも広く使いたくてディスプレイアームがほしいと思っていました。でも、先日買い求めたディスプレイ一体型のパソコンはVESAマウント対応ではありません。何か方法はないものかとネットで調べてみたら、ディスプレイを上下で挟み込むアーム式のものがありました。でもカッコ悪い。さらに探すとぺたりと貼り付けるタイプのものが見つかりました。

経験上、重量物を貼り付けて取り付けるとほぼ必ず剥がれて落ちるので、これだけでは心配です。あれこれ思案して一計を思いついたので、エレコムのお安いディスプレイアームと貼付けタイプのVESAマウントアダプターをポチりました。

一計というのは写真の方法です。

ディスプレイ(5kg強)を紐でVESAマウントに直に吊るします。用いた紐はピクチャーレール用の吊り下げ紐のあまり。念のため2本で吊るします。ディスプレイが完全に紐に吊り下がった(紐に荷重がかかった)状態で、VESAマウントシートを貼り付けます。これならVESAマウントシートにディスプレイの重量はかからないはず。

さて大丈夫かな。

 

にわか天体マニア

442年ぶりの皆既月蝕+惑星蝕(前回は土星で今回は天王星)。次は322年後(土星)で、皆既月蝕だけだと2025年9月8日だそうです。

皆さん、すごい写真を取っていらっしゃると思いますが、個人的な記念に、と思ってにわか天文マニアを気取ってみました。

うーん、450mm相当だとこれが限界....。

ところで、442年前というのは1580年。和暦だと天正8年。本能寺の変の2年前。わぁ!

また歳を重ねます

来年の手帳を買いました。

定年退職したら手帳なんかいらないだろうと思っていたのですが、再就職したので相変わらず手帳のお世話になることに。

PC・スマホのカレンダーも使っていますけど、こちらは検索を目的としたライフログ。古い人間なので紙の手帳がないと落ち着きません。

来年はどんな年になるんだろう。雇用契約は更新してもらえたので、来年いっぱいの食い扶持は確保できました。いいかげんにコロナとはおさらばしたいですね。ウクライナにも平和が訪れますように。

 

手づくりのお楽しみ

キャンプに行くときには必ず持参するものがあります。

ダンボールで自作した燻煙器です。

昔は市販の金属製のを使っていたのですが、すぐ汚れるので、ダンボール製のに切り替えました。これも1,000円以上するのに使い捨て。だったら作っちゃえ、と以後は近所のスーパーでいただいてきたダンボールで自作。何度か改良を重ね、この形に落ち着きました。

出来上がりがこちら。金網にはタコとベーコンがぶら下がっています。

燻製はできたてが美味しいのに、燻煙に3時間くらいかかるので、この写真(↑)を撮ったときにはお昼を食べ終わってお腹いっぱい。ほとんど持ち帰っていただきました。

泊まりのキャンプだと、昼頃キャンプ場に着いて、サイト設営後に燻煙を始め、午後いっぱい燻します。夕方にはできたて燻製と冷えたビールという至福のひとときを楽しめるのですが、デイキャンプではそれが叶いませんでした。

泊まりでキャンプに行きたくなってきました。

 


© Sarsalou, 2024
Header Background image by nhaataja from Pixabay. Thanks for the great image.