6✕6版いいなぁ。ましかく。
撮りたいものを真ん中にドンと置いてよし、少しずらしてもよし。人生初めての二眼レフ、リコーフレックスが6✕6版の楽しさを教えてくれました。645ももちろんいいんですけど、縦横比はコンデジの画面と同じ。ましかくになっただけでこんなに印象が変わることにちょっと驚いています。画面サイズが(物理的に)大きいのも魅力ですね。
さて、こうなると6✕6版の定番機種に目が向いてしまいます。気がつくとヤフオクであれこれ物色していました。憧れはローライフレックスですが、程度の良いものは10万円以上します。こんなのは高嶺の花。ヤシカフレックスやミノルタオートコードを眺めていると、ローライコードもそこそこの価格で落札されたりしているのに気がつきました。ひょっとしてローライフレックスは?と思って探してみると、安いのもあるのですが、たいがいは動かない、汚い、古いの三拍子。
半ば諦めかけていたときにお手頃価格の個体を見つけました。写真を見る限りそこそこキレイ。レンズ、ファインダーも薄曇りのみ、シャッターも全速OK。ローライキン(35mmフィルムを装着するアダプター)もついています。どうしよう…。
3分迷って清水の舞台から飛び降りました。送料込みで3万円也。年寄りの財布には痛い出費でした。
届いた品のシリアルナンバーを調べてみたところ、機種は3.5A。私より歳上です。レンズはクセナー75mm、F3.5。ローライコードの定番レンズです。プラナーやクセノタールじゃないけれど、まあいいか。
シュナイダー・クロイツナッハ。そしてフランケ・ウント・ハイデッケ、ブラウンシュバイク。ドイツ語の響き、好きです。
おまけのローライキン。
スマホの普及で縦長フォーマットが人気らしいです。そのうち、ローライキンをつけて縦長写真を撮ってみることにしましょう
純正革ケースもついてましたがボロボロ、というより縫い糸がちぎれてバラバラ。レンズキャップは付属していましたがフードはなし。貼り革は剥げたり破れたりはしていないものの、擦れてあちこち茶色っぽく変色しています。ネットや本でこうなっているものをよく見かけます。
心配していた絞りやシャッターは問題なさそう。でも、シャッターボタンの動きが少々スムーズさに欠けます。摺動部分に古い油が染み込んでいるような感じ。
さて、気になる箇所を直して手入れをしてから、フィルムを詰めることにしましょう。